ユーカリの香りの種類と違いをご紹介します

コアラの好物として広く知られている植物のユーカリですが、名前以外について知っている方はそれほど多くないのではないでしょうか。今回の記事ではユーカリの香りにスポットを当てて、一体どのような香りでどのような効果があるのか、また種類による違いについてもご説明いたします。

1.ユーカリには香りがある?どんな香り?

他の植物と同様に、ユーカリにも特徴的な香りがあります。病院や学校の保健室に漂う薬品の独特な香りを覚えていますでしょうか。実は、あの香りにはユーカリの香りが含まれています。ユーカリの持つ成分は薬品に使用されることが多いため、多くの方が薬品の匂いという形で知らず知らずのうちにユーカリの香りに触れているのです。

スッキリと清涼感がありとても爽やかというのが香りの特徴です。ミント系に非常に近い香りで、人によっては強い刺激と感じることもありますが、日焼けケアの化粧水に含まれていたり、歯磨き粉やお菓子などの香料として用いられていたりします。その他に、ハーブティーとして独特な風味が親しまれるなど、ユーカリの香りは様々な形で楽しむことができます。

2.ユーカリの種類によって香りが違う?

ユーカリには数多くの種類があります。代表的な「ユーカリグロブルス」という品種をはじめ、その数は850を超えると言われており、種類ごとに香りもそれぞれ異なります。下記のように、一部だけでもこれだけの違いがあります。

レモンのような香りがする、ユーカリ・シトリオドラ
自然な植物的な甘い香りのする、ユーカリ・ラディア―タ
ミントのような甘い香りのする、ユーカリ・ディベス
シトラスの強い香りがする、テトラゴナ
柑橘系の甘い香りがする、ハニーレモンユーカリ

しかし、爽快感と甘さを感じるという2点はどの種類でも共通していますので、ユーカリの香りの特徴といえます。香りのもとになっているのはシネオールという成分で、この成分自体がハッカのような香りをしており、品種の違いだけでなく、このシネオールの含有量も香りの違いに影響を与えています。

3.ユーカリはアロマとしても優秀!

アロマとしてもユーカリは非常に優れています。美容効果やリラクゼーション効果のあるアロマの中でも、ユーカリには集中力を高める効果やストレスの緩和、神経疲労を和らげることで眠気を起きにくくする作用もあるので、勉強や仕事などの集中力を求められる作業に向いています。受験シーズンや徹夜作業の際などに上手く活用することでパフォーマンス向上に繋がります。

アロマの楽しみ方として、直接その香りをかぐという方法もありますが、アロマディフューザという方法であれば部屋中を簡単に香りで満たすことができるため、いつでも気軽に集中しやすい環境づくりが可能です。

ユーカリは元々オーストラリアの先住民であるアボリジニが傷を癒す薬として使っていました。シネオールなどの主成分には殺菌消炎作用があり、風邪やインフルエンザのひきはじめの症状に対して炎症を抑えるなど効果があります。その他にも鼻詰まりの際などに鼻の通りを良くしたり、咳やたんを減らしたりする作用があるため、市販されているのど飴や吸入剤、消毒液などにも用いられることが多いです。家庭でも、ユーカリのエキスを垂らしたお湯の蒸気を吸い込むことで、簡易的な吸入剤になります。

4.ユーカリには消臭効果もある?

ユーカリには香りだけでなく消臭効果もあります。主成分のシネオールによるもので、特に汗の匂いやタバコの臭いなどに効果があり、衣類や靴などの嫌な臭い消しに役立ちます。単体だけでも十分ですが、重曹と組み合わせたり、エタノールと混ぜたりすることで実用的な消臭剤として活用することもできます。

消臭効果に香りもプラスされるので、天然由来の芳香剤として部屋やトイレなどに設置し、爽やかな香りで満たすこともできます。他にもバクテリアやカビ、寄生虫などに対して成長や増殖を防ぐ作用があるので、キッチンの三角コーナーのような虫の発生しやすい箇所などに吹きかけるだけでもその効果を発揮します。ユーカリの中でもレモンユーカリという品種は特に避蚊効果に優れているため、クローゼットの中の衣類や生ゴミに対して、天然の防虫剤として用いる方法もあります。

5.まとめ

ユーカリには、爽やかな清涼感溢れる香りをはじめ、品種によってレモンやシトラス系など様々な香りがあるだけではなく、集中力を高める作用でアロマとしても高い効果を発揮します。また、消臭効果にも優れているので、部屋の芳香剤としても活用できる優れものです。

いいもの開発販売株式会社では、ユーカリの消臭・抗菌効果を最大限に引き出した「ユーカリ消臭抗菌剤」を販売しています。ユーカリの消臭効果を、ぜひとも実感してみてはいかがでしょうか。

ページ上部へ